苹果ちゃん、運命の人を探す


「よーし!それじゃあ早速しゅっぱーつ♪」


元気も気合もいっぱい!初めての外の世界もなんのその

苹果ちゃんはいつだってアクティブです






「うひ~…><」


運命の人にもう一度出会うためなら、階段だって上るよ!






しばらく歩いて振り返ってみると、景色はすっかり春模様

「わぁ…随分遠くまで来たなぁ」





「もうここからじゃお家見えないや」





ずっと歩いてきたのでちょっとここで一休み

「そういえばママ、一回だけ言ってたなぁ…私が生まれた日もこんな花の匂いのする季節だったって」


そう、苹果ちゃんの誕生日は何がある前に苹果ちゃんというかけがえの無い命が生まれた日

そのことを教えてくれたのは苹果ちゃんの運命の人だったのですが…






「よっし!もうひと踏ん張りよ!」

「いつだって幸せを掴み取るのは勇猛果敢なお姫様たち!」


どこかで聞いた台詞。だけど前と意味合いが違うように聞こえるのは私だけ?






「………あれは」









「晶馬くん…!」





「……晶馬くんっ!!」





「晶馬くんっ!!!!!」

「うわぁっ!!!」





「お、荻野目さん……!?」






「"荻野目さん!?"じゃないわよ馬鹿!!晶馬くんのこと、ずっと探してたのよ!!」

「僕を…探してた?」


「そうよ!晶馬くんなんて…晶馬くんなんてこのまま車に轢かれて蜘蛛の巣に引っかかって糸でぐるぐる巻きにされた餌食になればよかったのよ!!」


「わ、わかったから…とりあえず起き上がらせて!」





「僕を探してたって、ホントなの?」

「当たり前じゃない!晶馬くんはあたしの運命の人なんだから!」

「…荻野目さん」






「本当にずっとだったのよ。だから、一緒にお家に帰ろう?晶馬くん」

「うん、帰ろうか。見つけてくれて、ありがとう」








春が来たね。心もぽかぽか
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苹果ちゃん、大きくなる


「だいぶ暖かくなってきたけど、こたつからはまだ抜け出せないなぁ…」


桜もちらほら咲き始めた季節

うららかな春の日和にのんびり浸る叶ちゃん





「ただいま~♪」

「おー、おかえり~………」





「って、デカっ!!!!」


久々に登場の苹果ちゃん、大きくなって帰ってきました




「こりんご…いや苹果ちゃん…な、なんか前よりおっきくなってない…?中学生くらいの大きさじゃなかったっけ?」

「成長したの!ちゃんと16歳になったんだよ!」


「お、同い年!!」





「なんで大きくなったの!?」


「ちょっと旅に出ようと思って……」

「旅?!何の旅?」


「叶ちゃんにも前話したでしょ?あたしの運命の人の話。その人を探しにいくの」




そう話しながら苹果ちゃんの手は忙しそうに旅の支度を始めだして…




「大丈夫!前からいつかこうしようって決めてたことだから!心配しないで」

「苹果ちゃん……」





「わかった…気を付けてね。苹果ちゃんの運命の人、見つかるといいね」

「うん!大丈夫だよ!彼の事だしあたしの事だし、結構すぐ見つかると思うよ(笑) それじゃ、いってきます!!」

「いってらっしゃい!」




こうして、苹果ちゃんの運命の人を探す旅が始まったのでした


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